長浜名誉市民第1号の思想家・西田天香とは

長浜城、アートイン長浜、黒壁など、
滋賀県長浜市のまちづくりの礎を築いた長浜名誉市民第1号の思想家・西田天香とは?

西田天香は明治5年(1872)に長浜町屈指の料理商の家に生まれました。
青年期には、開拓事業に臨んで北海道へ渡り、
北海道から戻ると求道の生活を歩み、愛染堂(現舎那院本堂、長浜市宮前町)にて悟ったと伝わります。

大悟した後、天香は「無所有・奉仕」の生活を送り、
大正2年(1913)には京都鹿ヶ谷の地に修養道場「一燈園」が建設されました。

一燈園には劇作家となる倉田百三(1891-1943)や、俳人の尾崎放哉(1885-1926)が一時入園したほか、
陶芸家の河井寛次郎(1890-1966)、日本画家の村上華岳(1888-1939)らが、天香と親交を結びました。

天香の活動や思想は、現在ものちに京都・山科へ移った「一燈園」を中心に脈々と受け継がれています。

長浜市内には、西田天香の生家・下座初体験の場が現存されていますので、
この機会にぜひお立ち寄りください。

企画展「西田天香と杉本哲郎ー長浜ゆかりの偉大な思想家と芸術家ー」

開催日:
2022年10月29日(土)〜12月11日(日)
会場:
<長浜市内の2会場で同時開催>
【第1会場】長浜市長浜城歴史博物館(〒526-0065 滋賀県長浜市公園町10-10)
TEL 0749-63-4611
【第2会場】長浜市曳山博物館(〒526-0059 滋賀県長浜市元浜町14-8)
TEL 0749-65-3300
開館時間:
午前9時〜午後17時(入館は16時30分まで)
休館日:
会期中は休館なし
主催:
「西田天香・杉本哲郎顕彰事業」実行委員会、長浜市

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